久しぶりに技能実習生の受入企業様の配属に立ち会いました。
一期一会協同組合を立ち上げたばかりの頃は何から何まで全て自分でやっていたのですが、最近はスタッフも増え、育ってきたので、「企業様への配属」は基本的に彼らに任せています。

今回はインドネシア人の技能実習生です。
そもそも私自身がベトナム人ですから、ベトナムの若者にチャンスを掴み夢を実現して貰いたいのですが、最近はインドネシア人人材を望む企業様も少なくありません。
少し前の2023年の数字なのですが、インドネシア人技能実習生は、人数、割合ともに増えています。2017年から2023年の6年間をみてみると、人数は5,495人から13.6倍になり、7万4,879人に達しました。技能実習生全体に占める割合も、8.6%から21.4%に増えています。
インドネシア人技能実習生が増えているのは理由があります。
今回、長野県の企業様に配属された4人ですが、技術職です。2名が溶接で2名が工場板金です。

この企業様の要望は「コミュニケーションが取れる日本語能力」と「専門分野の技術」です。図面を元に精密製品を加工するので、基本的な計算力も必須です。
4人とも母国インドネシアで技術者としての経験があるので仕事に関しては問題ありません。言語が関与しない数式が並ぶ図面はほぼ理解出来ています。
※日本とインドネシアでは、求められる技術レベルに差がありますが、インドネシア人は基本的に素直な方が多いので、直ぐに日本クオリティの仕事に慣れる事でしょう。
また、受入企業様からは、「彼らの日本語は通訳者なしでなんとかなる」と言う太鼓判を貰っています。(一部希望的観測を含む・・・)
技能実習生受入の経験がある企業様でしたらご理解頂けると思うのですが、母国で半年間目一杯日本語を勉強しても、それは「基本のキ」に過ぎません。
今、眼の前で企業の担当者様が技能実習生に必要書類の書き方やゴミの捨て方を説明しているのですが、実習生はある程度理解出来ています。

これまで一期一会協同組合では100名以上のインドネシア人技能実習生を企業様に配属してきましたが、70~80%程度はN4レベルに到達していると思います。
今回の男性4人も入国後1ヶ月の講習で、担当の日本人より高い評価を貰いました。
今回の企業様は仕事量は確保しつつも人手不足と言う悩みを抱えていました。
また、社員教育を徹底して行い、外国人でも「職人レベル」まで育てると言う社風があります。

この企業理念と4人の今後の頑張りに最大限協力させて頂きたいと思っています。
一期一会協同組合はインドネシア最大手の送り出し機関とパートナーシップを結んでいます。
高い日本語教育は勿論なのですが、人材集めでも圧倒的なアドバンテージを持っています。
高い技術と高い日本語(コミュニケーション)力をご希望される企業様がいらっしゃったら、是非、お声がけください!